残念なライフプランシミュレーション結果を顧客に出すときの印象
独立系FP向けの記事が多いFPriseというブログで、下記の記事が公開されています。
今日はこれに関する話題をお届けします。
・ライフプラン提案のやってしまいがちな間違い
https://fprise.com/life_plan_proposal/
上記記事は、家を買いたい顧客が相談に訪れたときの話題です。
相談業務をされているFPの方は、もしかしたら同じご経験があるかもしれませんね。
FPは、ときに顧客に厳しい現実を伝える場面もあります。
しかしそれを伝えるのが果たしてよいことなのか・・・と、考えさせる話題です。
私はライフプランソフトの勉強会などで、次の点をFPの皆さんに伝えています。
- 相談者の課題を解決するときには、どうすれば幸せな人生を歩めるかを伝えよう
- 貯蓄が底をつくようなシミュレーション結果を提示するときは、そのすぐ後に「心配はいらない」と思えるような改善提案(改善後シミュレーション)を提示しよう
ここは、FP相談で顧客満足度を高める重要ポイントです。
ライフプランシミュレーションをされる方は、強く意識していただきたいところです。
逆に、相談業務で印象が悪くなるのが、次のFPです。
- 厳しいシミュレーションを出すことに、何のためらいもないFP
- 顧客ががっかりする結論だけを、強調してしまうFP
FPになりたての方や、ブログやツイッターなどのSNSを主な活動場所にしているFPに、多い印象です。
不特定多数相手のFP活動であれば、そんなスタンスでよいかもしれません。
でもわざわざ時間を割いて相談に訪れた顧客には、不十分な対応です。
なぜなら、相談に来た顧客が「相談に来てよかった」と思える対応にならないからです。
相談に来られるお客様は、厳しいことを言われたくて、訪れたのでしょうか?
お金を払って相談したのに、厳しいことだけ言われて相談終了、となれば顧客はどう思うでしょうか?
相談に来るからには、何かしら解決したい課題を持っているものです。
相談の中で課題を整理し、最終的には相談者が前向きな人生を描いてもらえる提案をするのが望ましいです。
とはいえ、収入や支出の額を適当に調整して相談者を喜ばせても、真に顧客のためにはなりません。
厳しい結果になることが明らかであっても、今より幸せな顧客を思い描き、提案内容に含めていくことが相談FPには求められています。
実務力を高め、顧客に価値を届けたいFPのみなさん、ぜひご参加ください!
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