FP業務の料金をどう設定するか
勉強会の後におこなった、懇親会で出た話題です。
懇親会では、参加者のそれぞれが、FP業務に関する近況、お悩み、今後の展望をざっくばらんにお話しています。
その懇親会で、FP業務の料金設定の話題が出ました。
- 1時間の相談料を、いくらにするのがよいのか。
- キャッシュフロー表を作るライフプランニングは、1回いくらにするのがよいのか。
- 2時間のセミナーを行うときに、講演料をいくらに設定するのがよいのか。
などなど。
皆さんの中でも、FP業務の料金設定で悩まれる方は多いのではないでしょうか。
以下では相談の料金設定を例に挙げて、懇親会で話題になったこと、また私が知ってる範囲で、ご説明します。
料金設定のいろいろなケース
FP業務が軌道に乗っている方は、自分なりに定めた営業戦略やサービス体系に基づいて、料金設定しています。相談料金が無料の方、1時間1万円の方、もっと高額に設定されている方もいます。
無料の場合は、相談後に用意している別サービスメニューで収益を上げるケースが多いです。例えば保険の販売で収益を上げるとか、家計見直しプログラムに入会してもらう、毎月の顧問料で収益を上げる、などです。
相談料が高額な場合は、お話を聞くだけの相談ではなく、困りごとの解決まで含まれたコンサルティングサービスのようになっていることが多いです。希望の住宅を購入するまでサポートするとか、生前の相続対策を完結させる、などの目的達成を見据えた相談業務です。
それとは別で、テレビや雑誌によく出ているFPだと、高額な相談料に設定してもお客様が来てくれる場合もあります。ネームバリューで単価が上がるというわけです。
自分なりに料金設定をする
相談料は様々ですが、それぞれのビジネスモデルに応じて料金が設定されています。なので「適正料金」「業界標準料金」があるわけではありません。自分なりに価格の理由をつけて、顧客にも説明して、納得してもらえばよいのです。
料金設定で悩んだ場合は
料金設定でお悩みの方は、別のFPの方に「なぜその料金設定にしているのか」をヒアリングしてみることをお勧めします。メールやメッセージで問い合わせても、表面的な回答しか得られないことが多いです。なので、直接会ったときやZoomで会話できるときに、少し突っ込んで聞いてみるとよいです。(私がFPのビジネスモデルを確認するときに行っている方法です)
このようなヒアリングを10人くらいに行えば、自分の価格設定に自信を持てるようになると思います。
講師料も同様の理屈です。FPの料金設定にお悩みの場合は、この方法を参考にしてみてくださいね。
実務力を高め、顧客に価値を届けたいFPのみなさん、ぜひご参加ください!
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