若者向け金融教育を体験し、自分で実施できるようになろう
開催日時
2020/3/7(土) 13:30開始〜16:30終了予定
- 開始20分前から入室できます。それまでは会場に入れず、お待ちいただく場所がない場合もありますので、20分前からの入室にご協力をお願いいたします。
- 開始時刻は、前回と同じとは限りませんので、改めてご確認をお願いいたします。
- 遅れて参加の場合は、直接会場のドアを開けてご入室ください。
勉強会の目的、内容
この勉強会で体験したことを真似するだけで、
自信をもって金融教育を企画・実践できる!
という趣旨で開催する、若者向け金融教育に関する勉強会です。
最近は、中学生、高校生、大学生など若い世代への金融教育が重要だといわれています。
消費者トラブルにまきこまれたり、社会に出てからも安定した生計を立てづらい若者が、後を絶たないためです。
このような背景もあり、学校でも家計管理や資産運用の授業を取り入れていますが、まだ十分とは言えません。
保護者や先生の側でも、金融教育を進め方がわからない、自分の力で実施できるか不安、という問題を抱えています。
そこで今回の勉強会では、金融教育の授業を実際に体験しながら、生徒の学びの視点と先生の企画の視点の両方を学んでいただけます。
使用する教材は、全国銀行協会が無料で提供している金融教育の専門教材です。
家計管理と資産形成の2つの授業を体験していただきますが、皆さんはその内容を真似するだけで、金融教育を実施できるようになります。
この授業には、座学だけでなくグループワークを通した「アクティブラーニング」の要素が含まれています。
受講者の考える力を養う学習形態は、大人向けの金融セミナーにも応用できます。
最後に、金融教育の進行方法や心構えを整理し、そもそも子供に何を教えるべきかについても理解を深めていきます。
この勉強会に参加すれば、難しいと思っていた金融教育が、すぐに自信をもって実施できるほどに敷居が下がることでしょう。
過去の開催では、自分で金融教育を実施された方や、すでに実施中の金融教育を拡張された方もいらっしゃいました。
もちろん、ご自身のお子様への金融教育でも役立ちます。
真似するだけで金融教育を自信を持って取り組める、とても貴重な機会です。
一人でも多くの方に、若い世代への金融教育に踏み出していただければと思っています。
皆様のご参加を、お待ちしています!
勉強会の内容詳細
以前も金融教育のテーマで勉強会を開催しましたが、今回は以前の参加者の声を取り入れ、金融教育を実施する側の心構えや、授業の進行の参考になるポイントをさらに拡充しています。
使用する教材について
使用する教材は、一般社団法人 全国銀行協会が作成した、アクティブラーニング型教材です。
高校生向けの授業ですぐに活用できるよう仕上がっており、どなたでも自由に利用できるように配布されています。
(教材のイメージ画像:一般社団法人全国銀行協会のホームページより引用)
この教材を使った授業を、当勉強会スタッフが先生役となって実演します。
参加者の皆さんは、まずは生徒役として金融教育の内容を体験していただきます。
この授業には、グループワークを通して「お互いに知恵を出し合い、相手の考えを尊重し、考えを整理する」という取り組みも含まれます。
これは「アクティブラーニング」とも呼ばれ、今後の学校教育で取り入れられる学習方式です。
この体験で、子供たちが前向きに学べる環境の作り方がわかり、満足度が高まるセミナー運営にも応用できますよ。
生徒の視点と先生の視点の両方を、把握しましょう。
後半では、授業を進行するコツ、準備や心構えなど、先生として活動するときに役立つ情報もお伝えします。
若者向け授業だけでなく、子育て夫婦向けのライフプランニングや、高齢者向けのセミナーにも応用できます。
この勉強会での体験を再現することで、皆さんも自信をもって金融教育を実施できるようになる、という構成で1日進行していきます。
当日の流れ
過去の実施の様子も、あわせて紹介しています。
1時間目(15分)
- 本日の進め方の説明
- 参加者同士での自己紹介
(楽しくみんなで学べる雰囲気を作ります)
2時間目:家計管理の授業 (55分)
日々の家計のやりくり、計画的な資金計画、貯蓄の目的などを伝える授業を実演します。
教材の指導目標は以下のように設定されており、これに沿うよう授業を展開します。
- 家計管理に関する基礎的な知識、技能を、生徒に習得させる
- 家計管理の重要性と必要性、その活用方法について、生徒自身が考えられるようになる
- 家庭経済や家計管理に関心を持ち、主体的に経済に関わる態度を、生徒に養わせる
座学で授業を受けるだけでなく、グループワークをしたり、他のグループの発表を考察する内容も体験します。
3時間目:資産形成の授業 (55分)
貯蓄と投資の違い、投資に必要な考え方、などを伝える授業を実演します。
教材の指導目標は以下のように設定されており、これに沿うよう授業を展開します。
- 生涯を見通した生活における経済の管理や計画について、生徒に考えさせる
- 投資に関する基礎的な知識や概念を、生徒に習得させる
- 投資の重要性について、生徒自身が考えることができるようになる
- 貯蓄と投資に関心を持ち、主体的に経済に関わる態度を、生徒に養わせる
4時間目:先生として金融教育を行うときのポイント(40分)
- 円滑な金融教育を実施するための、心構え・準備
- 授業を家庭内教育へ応用するなど、教材の活用法・アレンジ方法
- 金融教育として子供に何を伝えるべきか、どんな金融教育が求められているかを考えるグループワーク
当日の進行は当勉強会スタッフが担当します
今回は、当勉強会の運営スタッフが進行を担当します。
ファイナンシャルプランナーなどお金の専門家に対する教育経験もあり、アクティブラーニング型の学習形態にも慣れています。
難しいことも、楽しい雰囲気の中わかりやすく説明することが得意です。
このスタッフの知見も取り入れながら、金融教育の授業も実演し、金融教育のポイントを皆さんにお伝えしていきます。
参加対象者
このテーマに興味関心をお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。
ご職業、授業の経験の有無、FP資格の有無に関わらず、どなたでもご参加いただけます。
下記に該当する方には、ぜひご参加いただければと思っています。
- 金融教育をどう行えばよいか、悩んでいる先生
- 若者向け金融教育をサポートしたい、ファイナンシャルプランナー
- 自分の子へ金銭教育を行うきっかけにしたい、保護者の方
- 地域の方へのお金の教育を検討している、自治体職員・NPO法人の方
- その他、金融教育に関心をお持ちの方ならどなたでもご参加いただけます
開催場所、参加費等
参加費
3000円
参加費は会場で集めます。事前振込み等は不要です。
※途中参加、途中退室の場合も、同額となります。
持ち物
ノートや筆記用具はご持参ください。
計算をする機会があるかもしれませんので、電卓もあればお持ちください。
その他
当日の進行
当日の進行は、当勉強会の運営スタッフ・サイト管理人の佐藤が担当します。
FPがお客様、FPの先生という立場で普段は業務をしています。FP6分野に関するコンピュータシステムの開発や、FP事業のサポート、FP人材の育成にも関わっています。
5万人以上が使う 無料で高精度なライフプランシミュレーションソフト Financial Teacher System も開発し、フリーソフトとして提供中。
皆様からいただく参加費は、当勉強会の運営費用・このライフプランシミュレーションソフトの開発と運営費、として利用させていただいています。
開催報告
コロナウイルスの影響もあり、いつもの半分くらいの人数での開催となりましたが、金融教育にご興味をお持ちの方にお集まりいただきました。
この勉強会を通して、金融教育を実施するハードルが下がること(これならできる!と思えること)、そして自分もやってみようとアクションを起こせること、をイメージした内容で進行をいたしました。
これならできそうだという感触を持っていただいた方も多かったですので、ぜひこれからは皆さん自身が金融教育の実施に踏み出していただけると嬉しいです。
本編の後半では、希望者で集まってのグループディスカッションを行いました。
ディスカッションでは、次のような話題で話が進行していきました。
- どのようなルートで、金融教育の授業の依頼を受けられるのか
- 依頼を受けるためには、どのような環境を整えておくべきか
- 実際の金融教育の現場の状況
- 50分の授業の中で生徒との信頼関係を気づき、積極的な気持ちをもって金融教育の授業を受けてもらうためにはどうすればよいか
- 金融教育として、そもそも何を教えてあげるべきか
金融教育のご経験がある方からもお話もいただき、本編にないプラスアルファの学びも得ることができました。
参加者のご感想
頂いたご感想を、一部抜粋してご紹介しています。
(個人を特定する記述の削除・要約をしている場合があります)
◆1
昨日はありがとうございました。
出来れば懇親会にも参加して、更に情報交換をしたかったのですが、今回は家の都合でグループディスカッションまでしか参加できず残念でした。
多くの若者に知ってもらいたいという点で、YouTubeのアイデアは非常に興味深かったです。
今後も単なる勉強会だけでなく、そうした情報交換や仲間を探す場としてまた興味がある講義には参加させて頂きたいと思います。
◆2
今日はありがとうございました。コロナの件があったので、参加を迷っていましたが、やっぱり参加してよかったです!
今日の内容をしっかりと活かしていけるよう、頑張っていきます。
◆3
告知の時点でとても興味があった内容でしたので、コロナの影響で中止にならず開催していただけた事に感謝しています。
私用が控えていたので、懇親会に参加できず、後ろ髪を引かれるような思いでした。
後半のグループワークの内容も興味深く、皆様のお話を聞いてみたかったです。
今後の私のプランですが、コロナの影響で集客に不安があるのですが、数ヶ月以内には「若者向け金融教育」講座を地元で開くつもりです。
金融教育の実施に踏み出してみようと思っております。
今後の勉強会にも参加させていただきたく思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。