FPとして独立開業するのに、FP1級・CFPの資格は必要か?
FP1級を取得される方から、「独立開業するためにFP1級やCFPまで取る必要がありますか?」というご質問を、非常にたくさんいただきます。
この質問に対して、筆者はいつも「独立開業なら、2級まででも大丈夫ですよ」と答えています。
独立開業してどのような業務を行うのかにもよりますが、
- 一般消費者向けのFP事業なら、2級の知識で十分対応できることが多い
- 一般消費者は、みなさんが1級やCFPの資格を有しているかに、関心を持っていない
- 1級やCFPの資格がなければできない仕事、というものがない
- 1級やCFPに挑戦して合格するまでの期間だけ、独立開業が遅れてしまう
という理由を説明しています。
実際、FPとして独立開業されている方に聞いても、「1級やCFPまで取ったほうがいい」という方よりも、「早く独立しましょうよ」という方が多いですね。
独立開業してFP事業を軌道に乗せるには、FP1級やCFPで学ぶFP知識以外の要素がおおいに求められます。
1級やCFPの資格を取れば、相当の知識は身につきます。
しかしお客様は、その知識を望んでいるわけではなく、あくまでも「自分の困りごとをちゃんと解決してくれるのか」という観点を望んでいます。
知識ばかり拡充しても、FP実務の世界では不十分である。
独立開業した方は、それを体感されているため、1級やCFP取得にそこまでこだわる必要はないと考えているようです。
もし皆さんが、FP1級・CFPを取りたいという気持ちと、独立開業したいという気持ちの両方があれば、ここまでのお話を参考にしてください。
そして、資格取得と独立開業のどちらを優先するかを、考えてみてくださいね。
当勉強会スタッフは、FPの方々を支援する業務を行っています。
FP1級学科ガイダンス会でも、参加された皆さんの事情も考慮して、個別にアドバイスをさせていただいています。
よろしければ、ガイダンス会へのご参加も検討してみてくださいね。
今後開催の勉強会(Zoom参加も可)