FP技能士1級 傾向と対策、試験の概要
はじめに
このサイトでは、FP技能士1級試験の学科と実技を含め、1級試験全体にわたって広く詳しく解説をしています。
各ページの末尾に、関連するページへのリンクがありますので、順にご覧ください。
筆者は、FP1級技能士の学科・実技とも合格済みです。
さらに、その後もFP1級試験の問題を毎回解いて、試験の傾向を把握し、FP1級の合格につながる勉強会も運営しています。
この筆者の視点も取り入れながら、できるだけ客観的な観点で皆さんの合格に役立つ情報をお届けします。
当サイトが、FP1級試験を受験される皆様の参考になれば幸いです。
FP技能士1級試験の概要
FP技能士1級は、FPの最上位資格と位置付けられています。
2級よりも、広く深く専門的なファイナンシャルプランニング知識を有していることを、客観的にはかる試験となっています。
金融業界でも取得を目指す人はたくさんいますね。
2級までは、私たちの身近な内容が出題される試験でした。
しかし1級はそうではなく、普段必要ではないが特定状況下では強い解決策となる内容、金融業界の職員に求められる業界業務の知識、一般のFPでは対応できない高度な案件に対応する知識、などが問われます。
身近なお金の内容は、あまり含まれていません。
上級の資産アドバイザーに求められる知識技能が、問われる試験と言えます。
FP1級の試験方式
FP1級も、2級や3級と同じく、学科試験と実技試験に分かれます。
1級を取得するには、学科試験と実技試験の両方に合格が必要です。
ただし、2級までと異なり、学科→実技の順に受験し、合格していく必要があります。
したがって、まずはFP1級学科試験から、挑戦する人が多いです。
学科試験
FP1級は、学科試験自体が2部構成です。基礎編と応用編からなります。
基礎編
マークシート方式 50問。すべて4択問題。
応用編
筆記試験方式 5題 (1題につき3問なので、計15問)
しかしその「1問」がさらに小さな問題から構成されていることもあり、回答を記入すべき欄は30個ほどになることもあります。
すべて記述問題です。計算問題もあります。
○×問題、選択問題は基本的にありません。正しい用語、数値を解答用紙に直接記入しなければなりません。
実技試験(きんざい)
口頭試問形式(面接形式) 2題 (1題につき4つほどの観点で答える必要がある)
実技試験(FP協会)
筆記試験方式 20問。その1問が、さらに最大4つの問題で構成されているものもあります。
事実上、約30〜40問程度です。
すべて記述問題です。
各問題は○×問題、選択問題、計算問題、300字の論述問題に分類できます。
試験時間
FP1級学科 基礎編 | 150分 |
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FP1級学科 応用編 | 150分 |
FP1級実技 きんざい(金財) |
15分×2 (待ち時間があるため、半日〜1日がかりの試験) |
FP1級実技 FP協会 |
120分 |
受験料
1級学科 | 8900円 |
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1級実技 きんざい(金財) | 25000円 |
1級実技 FP協会 | 20000円 |