FP1級の合格力を大いに高める、専門書籍での学習
FP1級の出題範囲を体系的に学ぶには、出題される6分野に関する専門書を読むのが最良です。
例えば、次のような専門書籍です。
- 社労士が読むような年金制度の解説書
- 保険販売の実務解説書、保険業者向けの法律解説書
- 金融業者向けの実務書、金融工学の解説書
- 企業の経理・総務担当者向けの実務解説書、損金経理などを広く解説した本、法人の決算書作成ガイド
- 不動産業者向けの手続き解説書、不動産に関する法律解説書
- 相続対策の解説書、税理士・弁護士向けの相続実務解説書
以下の写真を参考にしてください。
(この方がおすすめ、という意味ではなく、FP6分野に関するこういう専門書を読もうね、というニュアンスを伝えるための写真です)
専門書籍は図書館で読み放題!
これらの専門書籍で勉強する場合は、図書館を活用するとよいです。
6分野のそれぞれで、試験対策テキストよりはるかに専門的なことを学べる専門書が、無料で読めるのです。この環境は、ありがたいものです。
私自身、図書館を利用してたくさんの本をよみ、FP関連知識を独学で積んできました。1級試験を意識したわけではなく、金融実務の参考として読んでいたのですが、そこで得た知識がそのまま1級試験にも転用できたおかげで、短期間の学習で1級学科に合格できました。
これも立派な1級学科試験対策といえるでしょう。
このように、専門書籍を活用して、試験範囲の内容を体系的に学習すると、大きな効果が得られます。
市役所、税務署のパンフレットも役に立つ!
市販書籍に限らず、市役所・税務署・年金事務所においてあるパンフレットが有力な教材となることもあります。
例えば、市役所には年金や社会保険、成年後見、相続に関するパンフレットがあります。
税務署には、税について解説された資料や、所得税・法人税・相続税の確定申告書の現物と書き方ガイドがあります。
商工会議所には、中小企業の事業者向けの情報資料が置かれています。
こういった資料からも、試験対策テキストでは得られない、試験対策知識が得られます。
年金機構や国税庁のホームページも、立派な教材!
そのほか、国や独立行政法人のホームページで公開されている資料からの出題もあります。次のような資料も立派な試験対策教材となります。
- 日本年金機構のホームページ全体
- 小規模企業共済などを運営している、中小企業基盤整備機構のホームページ全体
- フラット35を提供している、住宅金融支援機構のホームページ全体
- 国税庁のホームページ全体