FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)
勉強会当日に、プロジェクターで投影していたメモは、下記のとおりです。
<1つ目の事例>
移住を実現したら、それまでの自宅を賃貸に出して家賃収入を得て、老後生活費に組み入れる。
移住後のコストは、今以上にかかるかもしれない。移住後に購入予定の物件価格や、移住後の生活コストを事前に見積もっておくのが良い。
移住後の住まいは、老後生活に備えるためバリアフリーの物件を検討する
相続のことを想定し、遺言信託を活用する(夫の母に遺留分があるため、妻の資産が守られないから)
保有している資産価値が上昇した場合に備えて、保険に加入し、相続税対策を行う。
多額の預貯金があるので、これを保険、確定拠出年金、不動産投資などで運用し、収入源とする。
老後の介護や病気に備えて、介護保険や医療保険に加入する。
体調不良であるなら、保険の加入要件を満たせるかどうかを事前に調べておくのが良い。
50歳からの保険加入は、保険料が高額になることもあるので、見積もりをしっかり行っておく。
妻も働けば、収入を確保でき、より不安は減るのではないか。
夫も、何かお金を得られる方法があるのではないか
十分な貯蓄があるおかげで、老後に貯蓄が底を尽きることがないので「このままで大丈夫」と言って安心させる
貯蓄の中でまとまった金額は、運用せずにとっておく
遺族厚生年金の金額は、誤りの内容に計算し、伝えること。
多額の預貯金があるので、「利息で生活できる」のが1か月分なのか、1年中なのかを誤解されないように伝えなければならない。
<事例2>
老後に向けて、資産構成を組み替えた方が良い。
具体的には、現在は海外リートに偏っているので、外国資産を減らす、より安全な資産の割合を高める、などの方法がある。
全体のリスクを下げるような資産配分に組み替える。
住宅ローンの返済を先に行うことで、金利負担を減らせる
多額の資産を持っているので、保険は不要なのではないか。
会社を辞めたら、国民健康保険や国民年金が支出として増えるので、それを説明する。
認知症になって詐欺の被害にあうことを考えると、社会的なつながりを持った方が良い。
働くことにいいイメージを持っていなくても、働くメリットや仕事の楽しさを伝えて、働き続けることを説明するのもよい。
両親の介護、実家をどうするか、を確認する。
生活費を極端に減らす希望をもっているが、具体的にどのようにして生活費を減らすのかを、生活費の内訳を分析の上で考える。