第1回:家計診断と、家計診断の診断 勉強会
開催概要
勉強会の目的、雰囲気
FPの総合力が試される場面として、家計診断、家計相談があります。
家計診断と一言で言っても、軽い相談から、専門知識を要する難しい相談までさまざまです。
相談内容も、現在抱えている問題であったり、将来に対する不安であったりと、様々な事例がありますね。
そこで今回の勉強会は、この「家計診断」をテーマとして、次の2部構成で開催します。
第1部では、相談者の状況をもとに、あなたがFPとなって、課題の解決に向けた提案をする、という内容です。
FP業界では「家計相談シミュレーション」とも呼ばれているスタイルの学習形態です。
相談者が抱える家計の問題を分析し、どうしたらよいか、どのように話を展開していくかを考えていただきます。
第2部は、「家計診断の診断」です。
あるFPが、家計診断を行った事例をご紹介します(ネット上の記事を事例として扱います)
そのFPの家計診断方法や診断の結論を見て、その診断内容が妥当かどうか、もっといい提案はできないか、などについて考えていただきます。
第1部、第2部合わせて、参加者同士での意見交換やグループワークも取り入れます。
多くの人たちの考え方にも触れることができ、課題解決に対する視野も広がるでしょう。
単にお金の知識を披露するだけではなく、FPスキルを活用してどうすれば困っている人を解決できるのか、という観点を養うことが今回の勉強会の狙いです。
FPスキルを活用して親戚や知人、お客様の役に立ちたいとお考えの方は、ぜひご参加下さい。
皆様のご参加を、お待ちしています。
参加対象者
特に制限はありません。
多少専門的な内容を扱うため、FP3級を取得していることが望ましいですが、必須ではありません。
開催日時
2016/3/13(日) 11:30開始〜13:30終了予定
- 開始20分前から入室できます。それまでは会場に入ることができません。
- 遅れて参加の場合は、直接会場のドアを開けてご入室ください。
終了後14:00まで自由交流時間とします。スタッフも交えて参加者同士で情報交換をするなど、ご活用ください。
参加費
500円(本来は1000円としますが、最初の数回は500円に設定します)
参加費は会場で集めます。事前振込み等は不要です。
※途中参加、途中退室の場合も、同額となります。
持ち物
特にありませんが、ノートや筆記用具はあった方がよいです。
今回の勉強会で役立つと思う書籍や資料を、持参いただいてもかまいません。
その他
当日の進行は、当勉強会のスタッフが担当します。
(運営スタッフ・サイト管理人の紹介は、このページ末尾のリンク先よりご覧いただけます)
当勉強会運営側の事情で開催日時、場所が変更になったり、やむを得ない事情で開催が中止となる場合がございます。予めご了承ください。
開催内容に変更がある場合には、参加申込者にはメールでご連絡します。
その他、ブログやメールマガジンでもご連絡差し上げます。
開催報告
第1回目の勉強会のテーマは「家計診断と、家計診断の診断」でした。
第1部では、ある相談者からの相談に、FPとしてどのようにアドバイスをするかを考える内容でした。
参加者の皆さんが考えたアドバイスの内容を、他の参加者とも共有し、意見交換も行いました。
相談事例に対するアドバイスの内容には、参加された皆さんの個性や多様な考え方が表れていましたね。
自分が関わっている業界の専門知識を活かしたり、FPの教科書に沿った方針でFPらしく解決策を提示するなど、いろいろな方法に触れることができました。
他の方の考え方にも触れながら、アドバイスをする上での「引き出し」を増やすことができたのではないでしょうか。
第2部では、あるFPが行った診断結果も参考にしながら、さらにアドバイスの内容やその方針について皆さんで考える時間としました。
FPの診断結果が参考になったと思った方もいれば、そのFPのやり方に問題があると考える方もいましたね。
グループディスカッションと、その後の発表の時間では、参加者の皆さんの熱気に包まれました。
今となっては思い出すのも大変なくらい、たくさんの発想、名言に出会うことができました。
(メモしておけばよかった・・・と後悔しています 笑)
今後もFPスキルを活用し、身の回りの方・お客様のためになるスキルがたくさん得られる内容で、勉強会を継続して行きたいと思います。よろしくお願いいたします。
参加者のご感想
※いただいたご感想を、一部抜粋してご紹介しています。
◆1
本日は家計の勉強会でお世話になりました。
やっとこ2級が取れましたが、FPとは畑違いの業種の方も、的を得た話をされており、負けられない…とタスキを締め直す機会になりました。と、同時に改めて「お客様のニーズを掴む」ことは、どの業界に於いても同じことだと改めて感じることができました。
今回のような場を設けていただき、ありがとうございました!また次回も楽しみにいたしています。
◆2
いつも大変お世話になっております。
昨日の「FPスキル活用勉強会」に出席をさせて頂き、大変楽しく勉強になりましたこと、心より感謝申し上げます。
佐藤様の広く深い知識とやさしい思いやりの心が参加者の皆さんに伝わり、素晴らしい時間となりました。
また同様の参加出来る場がございましたら出席をさせて頂きたく、今後とも宜しくお願い申し上げます。
誠にありがとうございました。
◆3
有意義な時間をありがとうございました。
私は金融機関でローンの返済相談を承る部署に勤務しており、日々人様の家系収支に口出ししています。1月試験で3級を取得し、5月に2級を目指しています。
参加者の年代が思ったより高いのですね。様々な業界の方とお話しでき、刺激を受けました。
第一回に参加できて良かったです。それに、ああした実際の相談事例を突きつけられると、試験勉強だけではバラバラになっている知識が結びつくようで、試験勉強へのモチベーションがアップしました。
時間的制約もありますが、可能であれば、先生ならこう提案するという模範解答をもう少しお聞きしたいところでした。
◆4
こんにちは。先日FPスキル活用勉強会に参加させていただきました。
ありがとうございました。とても有意義な時間だったと思います。
相談者が何を不安に思い、相談したいのか。
あいまいな文章から何を読み取るのか。
FPとして何をどうアドバイスするのか。
結論を出すのか、選択肢を与えるのか。
相談者の希望や価値観をどう反映するのか。
(ヒアリング不足・情報不足のままの提案は、年齢と性別だけで設計書を持ってくる保険のおばちゃんと変わらないんじゃないかと考えています。個人的にはネットの薄っぺらい相談は無責任で無意味だと思っています)
FPに携わる者の課題なのかもしれません。
そういった意味で、追加の質問と想定される答えという流れは良かったですね。
自分のグループはそこまで行きませんでしたけど(笑)
一緒に悩んじゃいましたね。
グループワークを通して、同じモデルケースを他の方々がどういうアドバイスを考えるのか、自分との共通点、違いなどとても参考になりました。
自分に不足している知識や忘れてしまっている知識の再確認。
いろいろな視点があるんだという発見。
とても為になりました。
今後も宜しくお願いいたします。
・今後の希望 可能であれば、
時間を午前中で終わるような時間に設定していただけると大変ありがたいです。
(今のままでも、参加させていただきますけど(笑)。)
●スタッフより回答
貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
開催時間はいつがよいのか、いつも悩みながら設定しています(笑)
今後の開催も、朝だったり夕方だったりと、場所の確保次第で決まってしまう一面がありますが、みなさんが参加しやすい日時設定を考えていきますので、よろしくお願いいたします。
◆5
今回の勉強会は、実際に実務をされている方と同じグループになり、非常に勉強になりました。
今後実際にどのようなことができるか模索している段階で、いろいろ経験したいと思います。
次回も極力参加させていただきたいと思います。
よろしくお願い致します。