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個人年金

個人年金の増加年金と増額年金

2016年1月 FP技能士2級 学科 問12より

1.年金受取人が受け取ることができる年金額は、契約時に定められた年金額のみであり、年金支払開始前や年金支払開始後の積立配当金によって年金額が増額されることはない。

この記述は不適切です。ちょっと小難しい内容ですね。

保険料払い込み後に受け取る個人年金の金額は、次の3つの合計額となっています。

・基本年金:契約時に定められている年金額
・増額年金:年金支払い開始前の配当金を原資とした、上乗せ年金額
・増加年金:年金支払い開始後の配当金を原資とした、上乗せ年金額

したがって、積立配当金によって年金が増額されることはあり得るのです。

ちなみに、増額年金と増加年金は、年金の運用実績によって決まるため、状況によっては支払われないこともあります。

定額個人年金の死亡給付金

2014年1月 FP技能士2級 学科 問13より

1.定額個人年金保険は、年金受取開始日前に被保険者が死亡した場合、死亡時の解約返戻金相当額の死亡給付金を受け取ることができる。

この選択肢は不適切です。
一般的には、死亡の時までに払い込んだ保険料の総額を死亡給付金として受け取ります。

一時払定額個人年金

2014年1月 FP技能士2級 学科 問13より

4.一時払定額個人年金保険(終身年金)の基本年金額について、被保険者が男性の場合と女性の場合を比較すると、被保険者の年齢や保険料等の契約内容が同一である場合、女性の場合の基本年金額の方が高い。

この選択肢は不適切です。
統計上、女性の方が長生きですから、その分基本年金額は男性より少なくなります。

変額個人年金保険

所得控除の対象

変額個人年金保険の保険料は、所得税の計算において、生命保険料控除の対象となります。
個人年金保険料控除の対象ではありません。試験で間違えやすいので注意しましょう。

年金原資について

年金原資額は、年金開始前日までの運用実績によって決まります。
年金原資額を最低保証するタイプと最低保証しないタイプのものがあります。最低保証するタイプは、払込保険料総額は最低限、保証されます。

変額個人年金の受取

2011年9月 FP技能士2級 学科 問12より

変額個人年金保険では、年金受取開始後は、積立金が一般勘定に移管されるのが一般的です。しかし中には、特別勘定での運用を継続するものもあります。
積立金が一般勘定に移管された場合、受取年金額はその時点で確定します。しかし特別勘定で運用を続けるものは、受取年金額は以後も変動する可能性があります。

死亡給付金

2013年9月 FP技能士2級 学科 問12より
2014年5月 FP技能士2級 学科 問11より

4.変額個人年金保険では、年金受取開始日前に被保険者が死亡した場合に支払われる死亡給付金の額は、既払込保険料相当額となっている。

選択肢4は不適切です。変額個人年金の死亡給付金は、既払込保険料相当額は最低保証するものの、運用実績によってはそれを上回る場合があります。
したがって、既払込保険料相当額とは言い切れず、言い方を変えると「既払込保険料相当額と同じかそれ以上」となります。

変額個人年金保険と変額保険の特徴比較


  変額保険
(生命保険の一種)
変額個人年金
(個人年金の一種)
死亡保険金 運用実績に関わらず、契約時の
保険金額(基本保険金)が保証
されている。
死亡日における積立額の評価額。
ただし払込保険料は最低保証される。
満期保険金
有期型の場合に受け取れる。
金額は運用実績により決まるので、
死亡保険金を下回ることはある。
最低保証はない。
−−−
受給年金額 −−− 運用実績により決まる。
保険商品により、最低保証がある
タイプとないタイプがある。
解約返戻金 運用実績により決まる。
最低保証はない。
運用実績により決まる。
最低保証はない。

 

個人年金における年金継続受取人と夫婦年金について

2016年9月 FP技能士2級 実技(FP協会) 問38より

個人年金保険の受取りに関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。

<資料>
個人年金保険の種類=変額個人年金保険
一時払い保険料=1,000万円
据置期間=10年
保険契約者=貴志さん
被保険者=章子さん(妻)
年金受取人=貴志さん
年金継続受取人(注1)=章子さん(妻)
年金の種類=保証期間(10年)付終身年金(注2)

(注1)年金継続受取人とは、年金受取期間中に年金受取人が死亡した場合に、継続して年金を受け取ることができる人のことで、個人年金保険の契約者があらかじめ指定することができる。
(注2)この年金は夫婦年金ではない。

「保証期間経過後に貴志さんが死亡した場合、章子さんは年金を受け取ることが( ア )。また、保証期間経過後に章子さんが死亡した場合、貴志さんは年金を受け取ることが( イ )。」

(ア)に入る言葉は「できる」です。
個人年金保険の受取期間中に受取人が死亡した場合、年金継続受取人として妻の章子さんが指定されているため、妻の章子さんが引き続き年金を受け取ることになります。

(イ)に入る言葉は「できない」です。
終身個人年金は、被保険者が死亡するときまで、年金が支給されます。
したがって、被保険者である妻の章子さんが死亡すれば、保証期間も経過してしまっているため、その時点で年金の支給は終了となります。

ちなみに、問題文に「夫婦年金ではない」と記載されています。夫婦年金について少し解説をします。
夫婦年金とは、終身年金の夫婦バージョンともいえるもので、夫婦のどちらか一方が生存している限り、年金が支給される個人年金です。
もし、問題文の個人年金が夫婦年金であれば、妻の章子さんが死亡したあとも引き続き夫の貴志さんが年金を受け取ることができ、(イ)の答えが変わってきます。

少し複雑だったかもしれませんが、個人年金の受け取り方式について理解しておきましょう。

 


 


 

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