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中小法人の資金計画

社債の発行

社債を発行できる会社の種類

2014年5月 FP技能士2級 学科 問10より

1.社債を発行することができる会社は、会社法上の株式会社に限られる。

この選択肢は不適切です。なかなかマニアックな選択肢ですが、社債を発行できるのは、株式会社以外に、有限会社、合名会社、合資会社、合同会社でも発行できます。

特定社債保証制度とは?

2014年5月 FP技能士2級 学科 問10より

4.中小企業が私募債を発行する際に利用することができる特定社債保証制度は、独立行政法人中小企業基盤整備機構による保証制度である。

この選択肢は不適切です。「独立行政法人中小企業基盤整備機構」を「信用保証協会」に直すと正しい文章となります。

中小企業が社債を発行するにしても、本当に社債を償還してもらえると投資家が判断しなければ、投資家は社債を購入してはくれません。社債を発行しても、その買い手がいなければ、企業は資金調達を実現できません。

しかし特定社債保証制度によって保証が付くと、社債の購入者にも安心感が生まれ、結果として社債を購入してもらいやすくなり、資金調達を実現しやすくなるというメリットがあります。

しかしデメリットとして、企業はその保証料を支払わなければなりません。また、特定社債保証制度を利用できる要件は、財務状況上やや厳しいとされており、比較的優良な企業でないと利用しづらい面もあります。

私募債

限定された投資家に発行する債券(社債)のこと。
一般的には、50人未満の投資家が対象。

債券の発行は、直接金融に分類される。間接金融ではない。

銀行からの借入金とは異なり、担保を必要とせず資金を調達できる。

少人数私募債

2012年9月 FP技能士2級 学科 問10より

以下の4つの条件を満たした債券(社債)のことです。

  1. 社債の引き受け対象人数が、50人未満である。
  2. 社債の発行が、50口未満である。
  3. 譲渡制限つきの社債である。
  4. 社債募集総額が、1億円未満である。

通常、社債の発行に関しては、証券取引法、会社法上の規制を受けます。しかし少人数私募債であれば、これらの法規制を受けないため、柔軟で素早い社債の発行が可能となります。

少人数私募債は、実は無担保で発行できるのですが、ただ無担保であるがゆえに、第三者から広く資金を集めづらい手法でもあるのです。なので、限られた知人などから資金を調達するときに活用できる方法であると認識されています。

当座貸越

企業が振り出した手形や小切手が金融機関に呈示された場合に、当座預金残高が不足していても、金融機関がその支払いに応じる融資形態を、当座貸越といいます。融資の一種です。

金融機関にとっては、当座貸越による融資がいつ行われ、また融資額がいつ返済されるかも決まっていないため、リスクの高い融資方法です。そのため、当座貸越契約を結ぶためには、その会社の普通預金口座や定期預金口座にある一定の残高があることなど、担保を要求される金融機関が多いです。

手形借入

2015年1月 FP技能士2級 学科 問10より

1.手形借入は、企業が借入金額を額面とする金融機関宛の約束手形を差し入れることで金融機関から融資を受けて資金を調達する方法である。

この選択肢は適切です。
1年未満など、比較的短期の借り入れで使われる調達方法です。

ただし手形借り入れで返済が滞ると、手形不渡りとなるため、金融機関との取引上、大きな影響が出てしまいます。
また、手形で返済が滞った場合は、裁判を起こされることなく、財産の差し押さえなども行われてしまいます。
金融機関にとっては、貸したお金を(手続き上は)回収しやすい手法でもあるのです。

アセットベーストレンディング

2014年1月 FP技能士2級 学科 問10より
2015年1月 FP技能士2級 学科 問10より

2.ABL(アセット・ベースト・レンディング)は、企業が保有する売掛債権を期日前に売却することにより資金を調達する方法である。

この選択肢は不適切です。
ABLは、日本語では「動産担保融資」と呼ばれます。その名の通り、動産を担保に融資をする手法です。
売掛債権、棚卸資産、設備など、現金化できる動産が、担保の対象となります。

本選択肢にある記述「企業が保有する売掛債権を期日前に売却することにより資金を調達する方法」は、ファクタリングと呼びます。

ファクタリング

2014年1月 FP技能士2級 学科 問10より

売掛金などの債権を、指定期日前に回収し現金化する手法です。ファクタリングの仕組みの詳細についてはここでは割愛しますが、例えば2か月後の月末に受け取ることになっている売掛金を、それ以前の段階で現金化する手法です。割引手形と仕組みが似ています。
早期に資金回収できるのでキャッシュフローの改善が見込めますが、手数料や割引料などが発生するため、本来より少ない回収額になる点がデメリットです。

インパクトローン

2014年1月 FP技能士2級 学科 問10より

外貨による融資のことです。ローンによる資金使途に制限はありませんが、為替変動リスクがあります。
この為替変動リスクをヘッジするために、先物為替予約を組み合わせた融資形態を、先物予約付インパクトローンといいます。

シンジケートローン

シンジケートローンとは、複数の金融機関が協調して融資を行う形態のことを指します。一般的には、一つの金融機関では調達が困難な金額を、複数の金融機関から借りる場合に用いられます。そのため、融資額は数十億円以上になることが多く、中小企業が気軽に使える融資形態ではないといえます。
シンジケートローンによって多額の融資を得られる一方で、複数の金融機関が協調することにより様々な手数料が発生するデメリットもあります。

日本政策金融公庫の融資制度

2012年9月 FP技能士2級 学科 問10より

2.日本政策金融公庫の中小企業向けの融資制度では、どの種類の融資も担保と保証人が必要である。

選択肢2は不適切です。日本政策金融公庫の融資制度の一つである「新創業融資制度」は、担保も保証人も不要となっています。ただしその代わり、融資の上限額は他の制度より小さく、また審査も厳しいとされています。

実はこの日本政策金融公庫に関する問題は、FP技能士1級学科試験では頻出の項目です。ですが2級や3級ではあまり出題されることがないため、市販テキストにもほとんど解説がありません。
日本政策金融公庫が行っている融資制度について学びたい場合は、下記のURLを参照してください。いろんな制度があることがわかります。

http://www.jfc.go.jp/n/finance/index.html

ただ、FP技能士2級3級の対策のために、わざわざこのサイトの内容まで理解する必要はないとも感じます。(1級学科受験者はこの融資制度全体を理解することが望ましいです)
この手の問題以外の問題でしっかり得点を稼げば、十分合格できますからね。

キャッシュフロー計算書

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